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B04

《カウンター・アクトⅡ》 ポクロン・アナディン

Counter Acts II Chromogenic print and LED lightbox

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[日時]
4/25 10:00 ~ 4/26 18:00
[場所]
六本木通り地下通路
[参加料]
無料
ポクロン・アナディンの代表的なシリーズ「カウンター・アクト」では、一般の人々を被写体にしながら、彼らが丸い鏡を顔の前に据えることで、それが太陽の光を反射し、モデルのアイデンティティは匿名になります。ストリートで撮影されるこのシリーズは、モデルがもはや誰でもありうる状態で周囲の日常風景を切り取り、私たちの想像力を無限の光の世界へと誘います。「カウンター・アクト」シリーズの新作となる東京版では、都市化が進んだ東京の風景のなかで、今も残される歴史的な建造物や文化的風景を採り込みます。本作がライトボックス(コルトン)に設置され、地下道を通過する人々の眼に触れるとき、見る人誰もがその風景の一部になれるのです。この作品の素材である「光」は写真技術に欠かせないだけでなく、私たちにこの世界を見せてくれるものでもあり、各地の宗教、文化、神話、哲学、科学の分野でも最も重要な信仰や考察の対象でもあります。

アーティスト情報

ポクロン・アナディン

1975年、フィリピン、マニラ生まれ。1999年にフィリピン大学で美術学士号取得。2006年と2008年にアテネオ美術賞を受賞し、2006年にはフィリピン文化センターの「13名のアーティスト」展にも選ばれるなど、フィリピンの現代アートを代表する若手コンセプチュアル・アーティストとして注目されている。2009年「ジャカルタ・ビエンナーレ」、2012年「光州ビエンナーレ」などの国際展、2013年にはグッゲンハイム美術館が南アジア、東南アジアのアーティストを紹介した「ノー・カントリー」にも出品した。